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最後の闇市炎上

−1999・11・24−新宿「思い出横丁」が燃えた日


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平成11年(1999)11月24日、午後1時30分。
東京・新宿西口の大ガードが
猛煙につつまれた。
通称「思い出横丁」のラーメン店2階倉庫から出火。
現場は
大混乱に陥った。
はしご車がいっせいに放水を開始
炎はおさまったかに見えたが、建物の中はまだ燃えている
大ガードの上から鉄道作業員が消化作業を見守っている。
すでにJR山手線は
煙の中を通過している状況だ。
まるで大入道だな・・・
野次馬のひとりがつぶやいた。
激しく吹きあがる煙は
怪物さながらの姿を見せている。
まさに巨大なモンスターと化した猛煙。
時刻は午後2時をまわり、現場の混乱はピークに達した。
近所のヨドバシカメラでは使い捨てカメラが飛ぶように売れている
このあと消火活動は夕方までつづいた・・・・・・
この火災で出動した消防車は62台。鎮火したのは午後6時すぎであった。
2人の負傷者を出したが死者が出なかったことが不幸中の幸いだった。
「思い出横丁」は別名「しょんべん横丁」ともいわれ、戦後の闇市がそのまま飲食店街を形成していたが、
この火災によって「最後の闇市」として親しまれた往年のいかがわしい風景は姿を消した。
いまは装いもあらたに「新思い出横丁」が営業をつづけている。


■キャプションは「OfficeT/K小池壮彦事務所」所蔵の資料にもとづいています。


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