怪奇探偵COLLECTION

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十六人首斬りの池

−2000・5・10−伊豆・しらぬたの池に転がるドクロ


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昭和40年代にキャンプを張った野鳥の会の人々が急死
同じころに現場を訪れたカメラマンも
急死している。
「しらぬたの池」の名を不朽ならしめた祟り事件の数々がある。
現代の秘境・・・といわれる山道を歩いていくと、
途中に
休憩所なんかがあって興ざめである。
祟りの現場にしては、案外整備されている。
さらに歩くと、こんな吊り橋がある。
30人以上いっぺんに乗らないでくれ・・・という看板がある。
こんなところに30人の団体なんぞ来ないと思う。
目の前に突然あらわれた池。まさにエメラルドグリーン。
オードリー・ヘプバーンの「緑の館」を思わせる幻想的な趣である。
戦後まもなく
朝鮮人捕虜16人の首斬りがおこなわれたというが・・・
池の周囲を歩くと、木の根元に苔むしたドクロがあった。
自殺者だろうか。あるいは行き倒れか・・・こんなところで。
いずれにせよ、故人の冥福を祈らなければならない。
池の向こう岸にたどりつく。古い石碑がある。
昭和46年(1971)に静岡県教育委員会が建立したと刻まれている。
しかし、
処刑された朝鮮人の供養碑はこれではない。
よく探さないとわからないが、この崩れた石が朝鮮人供養碑である。
建立者は不明。
祟りを恐れて誰も近寄らなかった墓石。
この下に遺体が埋められているのだろうか・・・
別角度から撮った写真をよく見ると恐ろしいものが・・・
苦しみにゆがんだ
・・・・・・・・・
あなたにはいくつの顔が見えるだろうか。

「しらぬたの池」の詳しい現場リポートは『怪奇探偵の実録事件ファイル2』に記録されている。
2003年の春ごろだったか、朝のテレビ番組でインチキ霊能者がここを訪ね、でたらめなことをいっていた。
霊たちが成仏できずに苦しんでいるのはそのせいかもしれない・・・とうちの母がいっていた。

■キャプションは「OfficeT/K小池壮彦事務所」所蔵の資料にもとづいています。


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